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[7045]   管理人      2022/09/26(月) 07:27
 2022.09.10. 新宿ピットイン森山威男2DAYS 二日目1部
 


録音、録画なし、MCはメモより書き起こしなのでかなり抜けていると思います)
渡辺ファイアー・中山拓海(ss,as)川嶋哲郎(fl,ts)中路英明(tb)冨樫マコト(b)大森菜々(p)

「コロナさわぎで家からでられなくなって、やる気の出ることが何もなくなってしまったので、そういう時にドラムなんか叩いていていいんだろうかって本当にそう思うんですよ。なんかやる気にならないんです。そういうときはなんか、自分の力では出来ないのでなるべく大勢の人を集めてわあっとやってしまおうっていうわけで、こんなに大勢に集まってもらったというわけです。思い出すのはありとキリギリスの話です」 と昨日のイソップ寓話を。「最初にやる曲は川嶋の力作で、『Song of the Soul』、訳すと『春の小川はさらさら行くよ』」笑い。「そんな簡単な曲じゃないんですよ、彼は渾身の詩を朗読いたします、そういうことをやろうっていう無謀な計画なんで。あの、お嫌な方は外へ出て行って頂いてかまいませんので」笑い。

ドラムから始まり、ファイアーさんも中山くんもソプラノ、フリーっぽく。マイクを持つ川嶋さん。「ここはどこなんだろう。自分の手、自分の足、自分の顔、これは自分。目で見て耳で聞く。これが言葉。そしてこれは音楽。いいなあ。どうして涙が出るんだろう。これは楽器。音を出したい。熱い音。自分は何者なんだろう。なぜ生きているんだろう。もっと自分を知りたい。もっとうまくなりたい。これは好き、これはきらい。みんなわかってくれない、これが自分。なぜ見えるのか、なぜ聞こえるのか、なぜ動くのか、なぜ笑うのか。なぜ泣くのか。・・・・・」自問自答からドラムが叩きまくりの上にアンサンブルが入り、ワルツのリズムになる。拓海くんからソプラノソロ。ファイアーさんがうしろでステップを踏む。ファイアーさんがソロ交代。ファイアーさんはソプラノの直管をまっすぐ上げてノリノリで吹く。拓海くんも応戦。森山さんのワルツは流れるように爆音を響かせる。4バースとなる。冨樫くんぐいぐいと弦を引っ張り弾く、フロント二人は吹きまくる、ははは、川嶋さんうれしそうに中路さんと目を見交わして笑い合う。森山さん、そろそろフロント二人にいい加減にしろって言いたげな感じ。吹き終えて二人でハイタッチ。菜々ちゃんソロ、ペダルを踏みまくっている、さあノって来たぞ!川嶋さんニコニコ、拓海くん菜々ちゃんを見つめて頭を振っている。菜々ちゃん楽しそうに森山さんを見つめて弾きまくる。川嶋さんの方を見上げる、ピアノソロからホーンアンサンブルが入ると拍手、一旦ブレイクして大拍手。ベースのソロ、フリーで力強く。そしてややアップテンポのリズムを森山さんが叩き始める。明るい曲想、第二楽章。中路さんのトロンボーンのベルが目の前、スライドが行ったり来たりする。川嶋さん歌っている。いいなぁ、このノリ。森山さんが仕掛けていく、ドーンパーン、ドンドンパーンとロックのリズム?となる。川嶋さん大笑い。いつも森山さんのロックを聴くとポンタさんに「この人ロック下手ですよ〜!」ってパールドラム60周年のステージで言われてたのを思い出す。そろそろ終わりかな?川嶋さんを見てソロを終える中路さん。川嶋さんがソロを吹き始める。しばらくイイ感じのソロを続けていたが、途中で森山さんの方に向かっていく、菜々ちゃんを手で制しドラムとデュオになる。キュ〜〜〜〜〜〜ファイアーさんが「Wow」、テーマがホーンのフーガとなる。吹き終えてゲホッと咳き込む川嶋さん。

一旦ブレイクして川嶋さんのテナーカデンツァ。次いで拓海くんのアルト。多彩な音で吹くカデツァ。お、こんどは中路さんだ、こんどは誰?ファイアーさんがSong of the Soul!と言ってからアルトで吹き始める。森山さんはスティックを打ち付けて拍子を取る。ファイアーさんがソプラノでどんどん転調していく、みんなが入ってくるとファイアーさんはマウスピースを咥えたまま「Song of the Soul」と繰り返す。川嶋さんがテーマリフに戻し、そしてテーマのテナーソロに。う〜ん、惚れ惚れするなぁ、と思ったらなんか笑ってぺろっと舌を出す川嶋さん。ファイアーさんマジなアルトソロ、拓海くんは後で両手を拳に握ってウォーと叫んでいる。ノリノリファイアーさん、足踏みしながら吹きまくる、ドラムソロへ、こんな77才他にいないわな〜!左右の二つ打ちの正確さ、ハイハットの踏み分けで多彩な音を出すテクニック、う〜んすごい!パン!と切るのかと思ったらなくて川嶋さんがモチーフを戻す。ちょっとゆったりテンポのアフロリズム。拓海くんがアルトでソロ、曲想が変わって面白い。次は中路さんかな?と思ったらふっと振り返って菜々ちゃんのソロ。森山さんが歌っている、ファイアーさんも一緒に歌う、みんなでコーラス、こりゃ楽しいわ。絶叫よりこっちの方が良いね、みんなで歌うのは。このリズムで中路さんのソロがないのが残念かも。そして川嶋さんがテーマモチーフを入れて吹く、この第楽章のエンディングに。フゥ〜!拍手拍手!

バラード調の第四楽章に。同じテーマリフで曲想がこれだけ変えられるのはすごいな。えっと、ちょっと違うけど最初の所はMISIAの「You are everything」みたいな感じ。多分これ来週のalaでもやるな、楽しみだな。ベースソロへ。しんみりさせる、そして中路さんソロ。ああ、しっとり美しい。スライドを振り上げてホーンセクションに合図、川嶋さんがテーマ(?)を吹き始めてしんみりまとめていくが、ここからシャウトが始まるんだろうな。「終わりたくない!早く始めたい、ずうっと続けていたい、生きたい、理由なんかいらない!ただひたすらに生きたい!・・・・認められたい、わかり合いたい!」ああ、全部書き切れないや、今度歌詞もらった方がいいかな。
テーマを叫びながらゲホゲホと咳き込む川嶋さん。う〜ん、歌うのにオクターブ上げなくて良いんじゃないの?歌うこと考えたらキーを変えるとか、とか余計なお世話か。ファイアーさんがSong of Soul! と叫ぶ。「Soul! Soul!」と力一杯。テーマモチーフを繰り返してだんだんデクレッシェンド、そしてクロージング。「ではここで中休み。次の準備をさせて頂きます、ありがとうございました!」

 
[7046]   管理人      2022/09/26(月) 07:28
 2022.09.10. 新宿ピットイン森山威男2DAYS 二日目2部その1
 


20:40 2nd setのスタート。川嶋さんと中路さんの二人だけ登場?冨樫くんが追っかけてきてなんか打ち合わせ。全員が揃い菜々ちゃんが静かにピアノからスタート。川嶋さんがフルートを持つ。渡良瀬から。ファイアーさんのソプラノと川嶋さんのフルートでテーマ。後半は中路さんと拓海くんのアンサンブル。う〜ん、ベースソロだと特に、1コーラスごとじゃなくて循環での進行しない進行(わかりにくいか!)って違和感あるなぁ。サビに行かなくなったのはいつからだろう?サビに行かないと曲の良さがなくなっちゃう感じがする。ファイアーさんソロはソプラノで滑らかに続く。そして拓海くんへ。みんなを振り返ってホーンアンサンブルが入る。テーマを吹く二人、オブリガードをつける拓海くん。あ、やっぱり今日もピアノソロがない・・・って、ワタシ的になんかすっきりしないなぁ。とモヤモヤしているうちにバシーン!で曲が終わる。

森山さん何も喋らず、なんかじらしてるのかと思ったら隣に立ってるファイアーさんに一瞬助けを求める顔。小さい声でファイアーさんが「サンライズ」とたんに「それっ!」とスティックを振り上げてサンライズが始まる。テーマ二回のあとは菜々ちゃんからソロに入る。この角度からだとあまり見えないが笑いながら実に楽しそうだ。アルトの二人がぴょんぴょんうしろで跳びはねているのがおかしい。マコトくんがベースを揺らしながらぐいぐいとつけていく。多分鍵盤をひっぱたいてるんだろうな、あ、もう終わり?もっとやれば良いのに〜。拍手。川嶋ソロ、うんうん、王道テナー、安定。キウキウキウ、ドラム叩きまくり、ドラムがブレイクしたと思ったらあら、「ケーコタン!」のリフで川嶋さんのソロが終わる。ドーンパーン、ドンドンパーンのリズムとなる、森山さんがバスドラを踏みまくりファイアーさんが叫ぶ、中路さんソロはロックリズムのまま進行、みんなが踊っているわ(いや除く川嶋)中路ソロの合間に合いの手を入れるファイアーさん。アタマから2小節ごとに「ケーコタン!」のリフが入る。いつものリフも頭から、サンライズのリフで終わる。しーん・・・・ドラムとベースのデュオになる。その上に拓海くんがマイクを持って話しだす。「僕にとって音楽をやる喜び、それは人とつながることです。今こうやって(ニヤリ)このキリギリスの皆さんと一緒に(観客の)皆さんの前で演奏してこうやって音楽でつながれる、それが僕にとって何よりもの喜びです。昔はもちろん僕もステージに立つ前、楽器を手にしたとき、自分がこうやって人前で演奏するようになるなんて思ってなかった。その時も音楽はいろんな人と僕をつなげてくれていました。ここピットインでいろんなミュージシャンを聴いて、いろんな人たちと出会って、毎年毎年あるバンドを聴くのを心から楽しみにしていました。皆さんご存知、森山威男グループです!」拍手。ドラムとベースがバックをつける。「今日この出逢いの中でこうやってこのステージに立てて、この喜びを思い切り音楽にぶつけて、今夜もあと少しですけど、盛り上がっていきたいと思います!」これは詩の朗読というより告白みたいなもんだな。ドドドドド、パカン!ここでぱっとリフが入る,そして拓海くんソロに入る。若々しくて勢いがあっていいわ〜。進行合ってるのかなと思ったら無理矢理辻褄が合った感じ、いや気のせいか。ウキュ〜、イイネイイネ!爆速のソロに森山さんがスタタスタタ!テーマリフをサビから入れると、アンサンブルが入り、リットする。バスドラがドドドド。しーん、さあファイアーさんか。ファイアー「世の中のルールってなんだろう。ルールを守らないヤツがいるからルールってあるのかな、とそんな疑問を子供の頃から思っていました。そんなの関係なく自由にやったら良いんじゃないかと思っていました。音楽にも一定のルールがあります。そのルールというものに関係なく、自由を教えてくれたのが森山さんです」バックでは森山さんのブラシソロが続く。「 忘れもしません、このピットインで初めて共演させて頂いたときは、僕は自分が培ってきた音楽、練習してきた曲、全く通用しないことを知りました。この嵐のようなドラムで、僕はやりたかったことが全て出来なかったんです。社会人でいえば学歴を真っ向から否定されたようなもんです。その自由を、教えて頂きました。その教えてもらったことがなにかというと、この今、この時、この瞬間、なにをやったらいいのか、なにができるのか、どうしたらひとつになれるのかということを教えてもらいました。自由ってすばらしい。森山さんには尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。音楽は人を癒やします。元気にさせてくれます。この瞬間、演者の皆とお客さまと分かち合えることに感謝します。過去を捨て未来も捨て、今この瞬間爆発していける!」で森山さんとデュオのバトル爆発。吹きまくりのファイアーさんを見ながら拓海君大笑い。スティックに持ち替えて叩きまくっている森山さん、ウォーと叫ぶ。バスドラでリズムパターンが出る、パン!の瞬間でみんな合わせてサビからテーマリフ入る。ズンタッタ、ズンタッタ、ドドドドドからドラムソロ、マーチングかと思ったらズンタッタ、ンタタンタンタこりゃどうやってカウントすりゃいいんだろ?いやそこからがまたすごいドラミングになっていく、ほとんどシンバルを使わずスネアとバスドラだけで押していく、いやぁすごい長めのソロだが叩きまくりすごい、そこから小さい小さい音になりマーチング、バスドラの速さよ!スネアの音の張り!凄いロール、パラディドル。のけぞってタカタドン!でテーマへ。すごすぎる、すごすぎる!


 
[7047]   管理人      2022/09/26(月) 07:29
 2022.09.10. 新宿ピットイン森山威男2DAYS 二日目2部その2
 


森「ありがとうございます。中路英明トロンボーン。テナーサックス川嶋哲郎。アルトサックスソプラノサックス中山・拓海。アルトサックスソプラノサックス渡辺ファイアー。ベース冨樫マコト。ピアノ大森菜々。ありがとうございました。頭を下げる、拍手。「もうやりたくない、ありがとうございました、またね」と手を振って去って行く、こりゃ本音だろう・・・。

拍手が続くが、う〜ん、アンコール強要もなぁといいつつ、ちょっと2曲じゃ少ないかも。開いたドアから楽屋の方を見るとまだなんだか打ち合わせをしているようだ、菜々ちゃんがええっ?って顔をしている。ナニ言われたんだろ。今日はトリオじゃなくてみんなで戻って来た。ファイアーさんが客席の拍手を煽る。森山さんも拍手している(笑)。
菜々ちゃんのカデンツァイントロ、ちょっと緊張気味の顔かな?森山さんは立ったまま菜々ちゃんのピアノを聴いている。なかなかゴージャスな音だ。すっと引いて美しく優しい音に。森山さん椅子に座る。冨樫くんが頷いてみている。オッ凄いぞアップテンポに。全部即興なんだろうけどいろいろな曲想になっておもしろい、いっぱい弾いてくれた方が森山さんが休めて良いぞ。みんな何の曲が始まるかわかっているから、どう始まるか興味津々。しかし思い切りよく弾いたねぇ、あっぱれ!ゆったりと美しいテーマを弾き始めたが、としてもめちゃすばらしいアレンジだぞ、凄いわ菜々ちゃん。サビからファイアーさんが吹き、バックがアンサンブルを付ける。終わり8小節は川嶋さん。ベースの音が唸る、ベースソロかなと思ったがソロは菜々ちゃんが、美しいハーモニーを付けながら落ち着いて弾きあげる。驚きのグッドバイ、今まで聴いたグッドバイの中では最も音数の多いグッドバイだな〜、お見事、すばらしい!サビのアルトのファイアーさんの音色が優しい。終わりのテーマを川嶋さんが。森山さんがブラシのバッキングを爆発させる。エンディングは川嶋さんがサックスを振り上げて合図。森「今日はありがとうございました。このあと来週になるんですけど、私の住む街、可児市という所で22回目の森山威男ジャズナイトというのをやるんです。よく22年間も続けてくれたもんだと思うんですけど、私が二十歳の時からずっと続いているんですけど」笑い「まだこの後も続けたいとおっしゃってくださるんで。もうネタもなにもなくなってしまったので、ピットインでももうやってくれる人がだんだん少なくなってきたんですけど、一つは呆れられてるっていうのと、二つ目はうまくできないっていうのと、三つ目には物忘れが激しくなってもうこういって打ち合わせをしても、こうやって譜面にもなにもなっちゃいない、言葉で書いてあるんですよ」と進行表を見せる。「って。こんなことでよろしかったら、また最後の一回はいつになるかわかりませんが、どっかでやってたらまた聴きにいらしてください。本当に今夜はありがとうございました。中路英明!川嶋哲郎!中山拓海!渡辺ファイアー!冨樫マコト!そして大森菜々!ありがとうございました!」



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