特にドラゴンズファンではないが 野球世代ではあるので そろそろ優勝しそうだということ は知っていた。 たいしたものだ。 チームがではなく、そのファンが。 昔、チケットをもらったので 暇つぶしに名古屋ドームへ 巨人戦を見にったことがあります。 ドームへ着いてから気がつきま したが、そのチケットは凄く 安いチケットで一番上の階の 通路席で巨人側。 パイプが一本横に渡してあるだけ の立ちベンチみたいな席。 普通のシートではないので こんな席あるんだとびっくり しましたがとりあえず座って みると、やはり居心地がいいもの ではなく、廊下で焼きそばを 食べながら帰ろうかな〜と 思っていると巨人ファンの人が 「巨人ファンですか?」と 聞いてくるので「ええ。」と 生返事をすると、「じゃあ、 こっちの席へ来ませんか」と いう。 言われるままについていくと そこは外野席で普通のシート。 おおっ、これはいいとお礼を いって座るとそこは熱烈な巨人 ファンの応援団が横断幕を 使うため恐らく買い占めた横に 20席分くらいのスペース。 応援のために空けてあるので 誰も座っていない。 で、そこへ招待してもらった感じ なのです。 一応、巨人を一緒に応援してね といった暗黙の了解事項が成立 していたので巨人の選手が活躍 すると喜ばなくてはならない。 誰かがヒットを打つと誘って くれた人がこっちを見る。 それで、私が拍手をすると 満足げにうんうんと彼は頷く。 ストライクを取るたびにそれを やらなくてはならないので 疲れてしまったけれど、彼らを 見ていると面白い。 基本的に試合は見ていないのです。 トランペットの人はペットを 吹いているだけでどちらかというと観客席の方を向いています。 あの彼は他の応援団と次はどの 応援フレーズをやるのか相談 してます。 試合を見に来てるんじゃないのか と最初は思いましたがあくまで 応援に来ているのです。 話を聞くと日本中追いかけるそう です。大変ですねと言うと 「仕事ですから」と言う。 で「でもホントの仕事あるんでしょ」 と聞くと「あれは仮の姿です。」 と言う。 これらを総合すると 選手が交通違反なんかでいちいち 謝罪したりするのも当たり前の ような気がします。 その時に言うあのフレーズは納得がいかなかったんだけど今は 理解できます。 「ご迷惑をおかけしたお詫びは 野球で必ずお返しします」 これはあの彼らに言ってたんだと 思えば納得できます。 これほど無条件の愛はないのではないのかと。 また、あれほど名指しでしかも 公衆の面前で罵倒の野次を飛ばせる空間もほかではないでしょうね。 目茶苦茶言ってますね。 一般社会なら確実に名誉棄損。 あれはストレス解消にしてる部分 も相当あるように思います。 音楽のコンサートなら好きでな ければチケットを買って見に行く こともないんだけれど、 野球の場合は嫌いでもうさを 晴らしにいけるという特殊性が あるようです。 ま、そんなことを思い出しました。
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