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森山威男グループファンの掲示板

森山威男さんの音楽を愛する方のための掲示板です。
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[7087]   管理人      2023/07/28(金) 23:46
 ライブ アット ラブリーLP化
[返信] [引用]
 


.jpg / 48.8KB

管理人の投稿です。イギリスからライブアットラブリーのLPが届きました。開けてみるとずっしり重い2枚組。あ、この写真、元はカラーだったのね。おお、ライナーノーツがそのままコピーされて入ってる〜、と思ったら、なんと私の文章が英訳されて載ってる😳😳😳
30才そこそこで勢いに乗って書いた文、3辺回ってニャンと鳴くくらいうれしい、と書いたのを「Turn around 3 times and cry meow」って、これ分かんないでしょ!他英文解説がびっしり!これ読む時間が必要だわね。でも楽しみ!
サイトは以下です!
https://bbemusic.bandcamp.com/album/live-at-lovely





[7078]   awkward [URL]      2023/07/02(日) 21:38
 村上春樹 presents 山下洋輔トリオ再乱入ライブ
[返信] [引用]
 


https://shop.tfm.co.jp/items/75085686




[7075]   管理人      2023/06/26(月) 22:46
 2023.06.25富士ケルン 二日目1部
[返信] [引用]
 


2023.6.25 Köln@富士市
中山拓海(ss.as) 川嶋哲郎(ts) 田中信正(p) 冨樫マコト(b)

2daysなら絶対二日とも行くのに、初日が父の納骨に重なってしまった・・・泣く泣く(おい!)断念。すっとんで行ったら間に合ったんだけど,息子も帰ってきてたんで夕食をともにするために。
富士市は毎月診察に行っているクリニックがあるのだが、その他で新富士駅に降りるのは初めてかも。タクシーに乗ったら、だいぶ近くなってから運転手さんが「実車にするのを忘れてました」って、えらく安い乗車料金で到着してしまった。店の前はプチトマトがたくさんの種類がなっていて、これを食べ比べるのも楽しそう、と思ってしまった。我が家のバルコニーのプチトマトとは全然勢いが違う。
リハーサルでBessie’s Blues が聞こえてくる。前で待っているとメンバーが出てきた、そういえば川嶋さんだけ顔を見なかった気がする。カウンターの中の女性から「塩之谷さん!昔ブランフォードマルサリスを一緒にブルーノートで聴きました!」って言われた〜、けど、いつどこのブルーノートだか?名古屋?東京?大阪か、福岡でも行ったもんなぁ。大阪ではブルーノートからヒルトンホテルまで、私がBranford 、オットがKenny Kirklandと並んで話しながら歩いたという記憶・・・Kenny Kirklandを最後に聴いたのは福岡のブルーノート、そのあと夜中まで話し込んだかな。でも、記憶力の悪さに我ながら呆れてしまう。お腹がすいてビーフカレーの「赤幸」をいただくがホントに辛かった、赤辛じゃないのかと思ってしまったがおいしかった。

18時12分スタート。さてスタート、と思ったらノブ君が「待って待って待って〜」と、譜面をバサバサ。川嶋さんの組曲かな?と思ったらLove Supremeだ。テーマからノブ君へ。川嶋さんはいつものようにリードの調整を細かくしている。拓海くんはノブ君を見てニッコリしたり森山さんを見て頷いたり、楽しそうな表情がクルクル変わるのがかわいい。ノブ君のピアノフレーズがカラフルに聞こえてくる、なんか、音が立ちのぼってくるのがパステルカラーで見えるような気がする。川嶋さんが下手に下がる。マコトくんがイイ感じにノって弦を弾く、まだ20才そこそこでしょ?この子は間違いなく日本ジャズ界を引っぱる存在になるな、と思った。拓海くんのソロ、なんかアルト変わった?新しい?ってライブ後に訊くの忘れた。フレーズに被せて、あ、川嶋さんがマイク持って歌い始める。A Love Supremeを拓海くんも歌う。あれ?川嶋さんソロはないんかい〜?組曲の進行も何か意外な感じが続く、むむむ、この意図は何だろう?で、Apple Watchが「音の大きな環境です」私が自分一人でテナー吹いてても出るアラート、それこそうるさいな。川嶋さん拓海くん二人のフロントのフーガ、と思ったら合図してトリオが入りコルトレーンの組曲に戻ったぞ。何ともマニアックな・・・・。ノブ君ソロへ森山さんのレガートと左手のスネアの細かい連打が心地よい。ノブ君のフレーズおもしろいと思ったら拓海くんが振り返ってかけ声をかける。ノブ君のフレーズに森山さんが反応してバシーン!フロント二人も楽しそうな顔をして振り返る。ノブ君が顔を上げてフロントを見る、まだ弾かせるつもりだよこりゃ。ノブ君の顔が「お願い〜」調になる、川嶋さんが入る。拓海くん嬉し楽し、って顔。なんかマコトくんに耳打ちをして打ち合わせてる。ううん、いいなぁ川嶋ソロ、キウキウキウ〜と高音を吹きまくり、はじめて連れてきた友人もとても楽しそうに聴いてくれている、よかった。森山さんもキウキウキウのバックで叩きまくり、拓海くんも大笑いで歓声をあげる。目配せをして森山さんにソロを振る拓海くん。ドラムソロ、見守る4人の表情がなんともたのしそう。お、第3部に入ったね。拓海くんソプラノを持つ、アルトと両方吹くのか?ローランドカーク奏法?と期待するがなかなか・・・ソプラノ吹き、またアルト吹き、やるのかなぁ・・・ おっ!川嶋さんが横からにこにこしながらテナーも差し出す、写真撮り損ねた!
なんだろう、やっぱりこの居心地がいいわぁ。みんな自信を持ってこの場にいてこの音を出している、胸にどストライク。この川嶋さんのソロも、森山さんの方を窺って吹き始めるが川嶋さんと森山さんのデュオとなる。後ろで見ている三人の表情も楽しく、真剣に聴いているだけでなく楽しんでいるのが良く分かる。川嶋さんが吹き終わってまたなんと楽しうれし、充実したはち切れんばかりの笑顔。見て聴いているこっちもうれしくなる。拓海くんがベースソロに振る。このマコトくんの度胸もすごい。ノブ君頭を下げて聴いている。さてどうやって戻していくか?でもベースの弦を弾くばかりではなくてちゃんと静寂を使い分けるというか、空間の広がりを意識して展開していくベースソロ、大したもんだ!そしてノブ君へ渡す、川嶋さんマコトくんを振り返って拍手する。ノブ君のソロピアノ、単に至上の愛じゃないなあ、これどういう組曲なのかしらんと思うくらいの発展性。ずっと以前に森山さんが「俺はコルトレーンの音楽をやりたいんじゃない、コルトレーンが生きて聴いていたら『俺もこういうのがやりたかった』ってくやしがるくらいの音楽をやりたいんだ」っておっしゃってた(と思う)のを思い出した。拓海くんのアルトソロ、森山さんはじっと聴いている。いい音だなぁ。5人の音が絡み合って、森山さんのロールがドロロロロ。

そろそろ4部かな?フロント二人が絡み合って、リズムセクションが流れるようにサウンドをつけて行く。なんか組曲から、ノブ君が弾きまくり、森山さんも叩きまくりだけど流してるような。森山さんがマイクを持って挨拶。

「ありがとうございます。曲はLove Supreme、コルトレーンでした。私ごとですが、私はずいぶん奥手でして、ジャズを初めて聴いたのはずっとあとでした。大学2年生の時に加古隆に『ジャズ聴きにいかへん?』って誘われて、新宿のジャズ喫茶でVillage VanguardのコルトレーンのSoftlyを聴いたら、こんなうるさいのを聴く人がいるのかなぁと思ったんですけど(いや森山バンドのSoftlyの方がよっぽどうるさいわね)、山下洋輔とやることになったらジャズじゃない音楽をやることになりました。ピアノ田中信正。・・・・ベース、冨樫マコト!アルトサックス中山拓海。テナーサックスは川嶋哲郎です。自分の名前忘れてました。森山威男でございます。やる前はこんなハードな演奏はできそうもないと思うんですけど、叩きはじめるとあと5年はできそうな気がします」大拍手。「ありがとうございました。少し休んで2部をはじめます」

 
[7076]   管理人      2023/06/27(火) 17:58
 2023.06.25富士ケルン 二日目 2部
[引用]
 


森山さんシャツを着替えて濃いめのブルーに黒の柄、昔よく着ていらしたやつだ、alaのジャズナイトのポスターにもなったやつ、なつかしい。音合わせしてノブ君ソロから。川嶋さんが譜面台を低くしてくれたのでマコトくんがよく見える。さてノブ君は何をしたいのかな、何を弾き始めるんだろう?このキーは、渡良瀬?って言ってもまだそこまでは行ってないか。あ、やっぱりそうだった、当たってたうれしいな。森山さんがシンバルを鳴らし始める。ちょっとテンポが速いなと思うけど、ノブ君の黒鍵の鳴らし方がかわいい(手元は見えないけどこの曲は前半ほぼ黒鍵しか押さえてないと思う)。誰が吹くの?拓海くんがソプラノを持ってソロをはじめる。う、運指で見える音と聞こえてくる音のギャップが・・・サックスはじめて約10年、頭の中のキーが普段B♭になってるんだけど、昔ピアノで散々弾いてたこの曲を聴くとキーがCに戻ってる、でも音が分かったからって吹けるわけじゃないんだけど。ノブ君のバッキングがかわいい。川嶋さんが舞台の下手に立っているので必然的にソロはノブ君へ。この3拍フレーズいいなぁ。川の流れというよりアユが跳びはねているみたいにキラキラ水滴が見えるような。渡良瀬川に鮎はいるんだろうか?調べてみたら渡良瀬川で釣れる魚の筆頭は鮎で、この日6月25日が渡良瀬川の鮎釣り解禁日とな。川嶋さんが戻ってきた、サックス抱えて頷いている。ふっと川嶋さんを見上げるノブ君。テナーのいいサウンドだ。森山さんがにこにこ叩きながら後ろにいる拓海くんを振り返る。「大人になったら旅に出る〜」と丸山繁雄先生の歌詞が頭の中をよぎる。

「板橋文夫の『ワタラセ』でした。多分渡良瀬は板橋より私の方がやってるんじゃないですかね」うんうん。「最初にこの曲を板橋に作ってもらった時は井上淑彦とのカルテットだったんです。井上が『この曲の進行が・・・』とか言って解説を求めると板橋が『夕日だよ、夕日!』って、まさにイメージで曲を書くんですね。・・・次の曲は、山下洋輔とレコーディングした武田和命のGentle Novemberっていうレコードの一曲目でやってるTadd DameronのSoul Trainという曲です。昨日の打ち上げの時にどうしてもやらせてくださいっていうので」

いいねぇ、そうやって曲を提案して持ってきて自分のホームグラウンドでできるっていうのが。美しいバラード。聴いたことあるなぁって思うけど。テーマのサビは川嶋さんかな?またこれがハマるんだなぁ・・・いいなぁー〜ノブ君のソロもきっといいぞ。マコトくんのバッキングも渋いわぁ。ミックスナッツのアーモンドをかじったら頭に音が響くー。ノブ君のソロまたかわいく、ノブ君らしいキラキラした音をうまくベースがまとめてる、マコトくんいいなぁ・・・サビに入り拓海くんが「ヒュー!」と声をかける。森山さんのブラシワークが素敵。拓海くん、このバンドでやりたかった、というより聴きたかった、んじゃないかなぁ(笑)って感じ。次のソロ誰が?あ、いやちゃんと拓海くんが吹き始めたわ。で、サビから川嶋さんに渡す。いやまたこれが渋いんだわ。拓海くん幸せで泣きそうな顔に見えるけど。引っ掛けの指の合図をしてサビからテーマに戻る、エンディングをノブ君に。


ええっもういきなりサンライズに入る?もう一杯頼みに行こうと思ったけど行けず、しょうがないなぁ。マコトくんがつま先でテンポ踏みながら弾くが、いやこのラフないでたちで靴が革靴なのが意外だわ。川嶋ソロ、はじめて森山ジャズを最前列で聴く友人がにこにこ楽しそうに聴いていてくれるのでうれしい。川嶋ソロの合いの手を拓海くんが声や身振りで。いや表情がくるくる替わって森山さんを見たりオッという顔をしたりノブ君を振り返ったり忙しい。川嶋さんソロ渋い、森山さんがシンバルを大きくひっぱたく。まだ吹くか、1コーラス突っ込む、まだ吹くか〜!森山さんエアドラムになる、場内笑い、気を取り直して叩きはじめる、拓海くん「イエーイ」とか言ってないでソロ吹け!ああ、私には森山バンドのサウンドが必要なんだなぁ。なんだろう、生き返った気分。森山さんがスティックを打ち合わせてリズムリフを曲の頭から。ノブ君を見てリフを合わせてノブ君に振る。川嶋さん踊る。ノブ君マコトくんデュオ。ノブ君のフレーズ、「メリーさんの羊」?「人生楽ありゃ苦もあるさ」?ノブ君ワールド、さて次に何が飛び出るか、振れ幅が大きすぎておもしろい。みんながサビから戻る、テーマに戻るかと思ったらもっとやれと森山さんがドラムであおる、でもドラムソロもなしで終わりのテーマもなく終わっちゃった、最近このパターン多いね!なんじゃこりゃ。「まぁお囃子みたいなもんですよ」え?「聞くところによりますとケルンのオーナーさんはベースをやられるということなんで」とオーナーと奥様が登場。

おお、Hush-a-byeかと思ったが、Bluesだ、いいねぇ、楽しそう。ピアノのバッキングに合わせたフレーズを繰り出す拓海くん。いや、楽しそう、よくスウィングしている。この曲なんだったっけ、引っかかってる、くやしい・・・あ、Bessie’sBluesじゃんねぇ。いや楽しそう、森山さんのスネアのスタタスタタが軽快に響く。

メンバー紹介、「テナーサックス・・・・」おーい。「・・・・・・川嶋哲郎。田中信正。中山拓海。ベースが・・・・マコト」川嶋さんが「ト」「教えて?」「冨樫」「冨樫マコト!・・・家では誰とも話さなくて、妻と二人きりで、『おはよう』っていっても聞こえてないんです。私の声も小さくなって。・・・・えー、今日は楽しかったです。ありがとうございました。私のリクエストでグッドバイを」

ノブ君のソロ。キラキラ系かと思ったら低音からはじめる。どうしたらこんな風なサウンドを、流れるような・・・いや言葉にできない多彩なドラマチックなピアノサウンドになるんだろう。イントロからテーマ、みんな聴き入ってるみたい。サビから入るのは誰?川嶋さんが戻ってきた。あ、拓海くんが吹くのか、ベースドラムがつける。終わりの8小節を川嶋さん。誰がソロ?フロント二人が譲り合っていなくなってしまう、マコトくんがソロへ。あれ?ベースソロからって今まであったかなぁ。うーん、サックスソロなしでテーマ後半に戻る?ちょっと手抜き過ぎない?って私の感覚まちがってますか?その分ドラムのエンディングが派手。「ありがとうございました〜!」アンコールの拍手が鳴り響くが場内明るくなってBGMがかかる。ああ、楽しかった!






[7074]   awkward      2023/05/17(水) 01:23
 Live at LOVELY
[返信] [引用]
 


英国BBEから「Live at LOVELY」が発売されます。
https://bbemusic.bandcamp.com/album/live-at-lovely
初アナログレコード化です。





[7073]   dalao      2023/04/24(月) 00:35
 man the music sheet
[返信] [引用]
 


Is it possible to get the music sheet of east plants, its so dope i want to see how the rhythm was achieved




[7071]   awkward [URL]      2023/02/09(木) 04:18
 Jazz Momentum 2023
[返信] [引用]
 


1月6日,7日に出演したJazz Momentum 2023 at COTTON CLUBのダイジェスト動画が公開されました。

https://www.youtube.com/watch?v=214LpsEvhgg

 
[7072]   awkward [URL]      2023/03/18(土) 04:58
 Re:Jazz Momentum 2023
[引用]
 


続いて「HACHI」も公開されました。

https://www.youtube.com/watch?v=-ye7oaaGI68






[7070]   管理人      2023/01/05(木) 16:08
 新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL2023 森山威男3DAYS 3日目の1
[返信] [引用]
 


2023/01/04
PIT INN 3DAYS
川嶋哲郎(ss,ts)、田中邦和(ts)、田中信正(p)、水谷浩章(b)
例年なら1月4日は豊橋に帰って仕事をしてからまたPIT INNに戻ってくる日なのだが、今年は水曜日なので夜まで仕事、ライブが見られないと年末まで諦めていた。それが今年は始業が5日となりラッキー!おかげで二日目のレポ書きも済み、いつもの顔ぶれでPIT INNの上のタイ料理も食べられてうれしい♪

18時にスタート、このところの定番の組曲から。
失敗した、森山さんのMCを書き起こそうと思ったら録音ができてなかった。なのでメモからだけで。森「川嶋哲郎の覚悟の曲をお送りします、サポートしてくれるのは田中邦和。テナーサックスです。邦さんとのお付き合いは10年くらいでしょうか」邦「もっと長いです」森「ピアノは田中信正。田中さんとも付き合いは長いですよね、あなたが独身の頃から」いつ結婚したんだ?信「まだ独身です」大笑い。森「ベース水谷浩章。覚悟を決めた曲、曲の題名はあるんですか」川「Song of the Soul」森山さんがスティックを打ち付けて拍手する。
台詞は毎回書いているから今日はいいか、と思ったら邦さんがヴォーカルでサポート、わわ、びっくり。ワルツに変わり、川嶋さんがソプラノを吹き始め、どこを進行しているのか邦さんに吹いて知らせる。邦さん森山バンドの時はいつもホーンセクションで並んでバリトンを吹いているので、テナーの邦さんが見慣れない、邦さんが大きくなったのかサックスが小さくなったのか、あ、後者だ。川嶋さん楽しそうだけど、お水が足元にないのが心配だ、叫ぶから喉が痛くならないか。もらってこようかと思ったがそこまで出しゃばるのもなぁ。ノブ君コート着てなおかつマフラーまでしたまま。森山さん凄い勢いで叩きまくる、思い切り振り上げたスティックが後ろのカーテンを揺らす。川嶋さんテナーソロの邦さんにイエ〜、と声をかける。もうなんて楽しそうな川嶋さんのニコニコ顔、この笑顔を見ているだけでこちらも笑顔になってしまう。ピアノソロ、ソプラノを持つ川嶋さん。森山さんの爆音にのけぞってしまう、もう3日目にしてだんだん調子が上向きになっているのでは?と思うくらい。ノブ君のソロもよくやるわねぇ、この人の持つポテンシャルというのか、抽斗の多さというか、本人曰く「何も考えてない」っていうけど。ソプラノを振り上げてフロント二人がアンサンブルに入る。森山さんが叩きまくりからすっと合わせる。ふっと音量を下げて水谷さんのベースソロ。ノブ君さすがに上着もマフラーも脱ぎ捨てたが胸も足元も定番キティちゃん。ベースソロからラインに戻り、そして二人テナーで吹くConviction。毎回思うがこの組曲の説明は最初にした方が良くないか、alaのときもほぼ何もなかったので掲示板に質問が来たくらい。せめて人生の春夏秋冬とか。川嶋さんのズボボボボボボ、のフレーズに森山さんがズドドドドドドと応じる。川嶋さんソロ、もう好き放題だねぇ、自己実現の極致ができて幸せそうだ、キューと伸ばす、森山さん、こ、このドラミング、そこまで必死の形相で叩かなくてもいいのにぃ、全力投球だ〜!モチーフを吹いて邦さんを振り返り一緒に吹く川嶋さん。テナー2本は音川さんと以来だね。キェー!と叫んでテナーでしゃべってるみたい、邦さんも二人のフリーっぽい掛け合いというかテナーの叫び合いだね。森山さんは二人の掛け合いをじっと見守る。ノブ君のおでこがライトに光る。タッタッタターと吹くとパッと全員がその瞬間に入る所がすごいな。ノブ君ソロ、すごい爆音トリオ。ノブ君のソロに合わせて口がぱくぱく動く川嶋さん。すごいノブ君、やっぱりすごいわ。バシーンと森山さんが入れる、邦さんの手がスティックに合わせて動いている。川嶋さんが入る、この吹きまくりは一体・・・森山さんにこにこしながら少々遊んだ感じを見せたりして余裕。合図して森山川嶋デュオになる。あー、こんなに吹いてどうするの、こんなに叩かせてどうするの、って思ったらひどいわ、この上ドラムソロまでさせるなんて恨んじゃうよ川嶋さん。じっとみんなで森山さんのドラミングを見守る。ドンパンパンパン、バーン・・・・だからここで急にドーン、パーン、ドンドン、パーンってロックになるのは止めてほしいわ、いきなりガクッと力が抜ける。邦さんが同じモチーフでソロをする、思わず手拍子が出る森山さんのロックリズム。ポンタさんが「このひと(森山さんのこと)ロック下手ですよ〜!」ってパール60周年の舞台で叫んでたの思いだした。ノブ君がバッキングを付ける、水谷さんも二人でロックリズムのモチーフ。ここから「秋」かな。だんだんロックのリズムにも慣れてきた・・・。ノブ君のソロピアノ。変幻自在だけど完成しているフリー。このピアノからだと何が始まることやら。邦さんが後ろの壁際に立って前に出るべきかどうか迷っている。人生の冬、というか終章だね。森山さんやっと休める。森山さんの前に譜面があるけど多分見てないんじゃ?ベースとピアノのデュオになる。ベースのソロのバックにノブ君がいい感じでつけていく。森山さんがフロアタムに右斜めに身体をもたせかけてじっとデュオを見ている。水谷さんを見上げてノブ君にソロを振る川嶋さん、本当に満足そうな笑顔。ノブ君の美しいピアノソロ。透明で完成度が高いロマンチックな感じのソロで、川嶋さんと邦さんが同時にノブ君を振り返ってみている。そろそろかな?という感じで川嶋さん見ていたが、まだ弾くのね。森山さんはブラシで、川嶋さんが立ちあがる。ノブ君ソロに拍手が湧く。サックス二人がモチーフを吹き人生の終章に、そして川嶋さんが叫び出す下地が。川嶋さんの目、すでに潤んでないか。今日は今までの中で一番ヤバイかも?「生きたい!理由なんか要らない!」がんばれ〜、言葉に詰まったけど踏みとどまった、「これが自分!」大団円。





[7066]   管理人      2023/01/04(水) 09:38
 新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
[返信] [引用]
 


2023.01.03 中山拓海(ss,as)魚返明未(p)水谷浩章(b)

ほぼ丸一日をライブレポート書きに費やし、アップしていつものタイ料理屋さんに行こうと思ったら5時開店、5時半にはピットインに並ばないといけないのでそれでは間に合わない。近くのワインビストロでOkadatoと軽く腹ごしらえ。今日は昨日ほどではないにしてもピットインの前はとても多くのお客さんが並んでいる。

18時拍手の中メンバーが登場。一曲目から、「うぉ〜、こう来るかぁ〜!」ピアノの清冽なイントロとベースのメロディー、隣のクリコちゃんと顔を見合わせる、井上淑ちゃんの「Birth of Life」。来るぞ来るぞと分かっていてもドラムのドカーンという爆風に飛ばされそうな感覚に陥る。さてアルトで淑ちゃんの重みが出せるかな?お、やるじゃん(なんて偉そうに)。2回目のテーマは1オクターブ上がったか、なんて意地悪い?うひゃぁ、やられるなぁこの渋いベースラインに迫力超弩級のドラミング。この迫力、昨日の演奏が響いてないか心配したけど全くそんなのは杞憂だった。また今日も森山さん叩きすぎじゃないの?ペンを持つ手が止まってしまう迫力に圧倒される、ひゃあ拓海くんのソロも立派なもので、バックのサウンドに全く負けてない、大したものだ。サックスを振って明未くんに振る。森山さんの音圧に明未くん押されてないか、がんばれ。あれ、拓海くん外へ出て行った、なんだろ。森山さん今週あと何回何ステージ、リハーサルも含めたらどれくらい叩くんですか!凄すぎる後期高齢者。明未くん森山さんの攻撃に、半泣きみたいな顔で脚をバタバタさせながら弾きまくって応戦。水谷さん天を仰いで顔をしかめてばりばり弾きまくる、なんだこの演奏、一曲目からやられたぁ〜!だんだんフェードアウトして行く、いやぁ言葉がないわ。ドラムソロ、爆音から静寂のダイナミズムがすばらしい。ドラムソロが終わってし〜んとなったところでピアノのイントロが入るが、凍りかけた湖からキラキラ光が立ち上るような美しさに拍手がはばかられる。そしてメロディーが入り森山さんのドカーンのアフロリズムが強烈すぎて、やはり分かっていてものけぞってしまう。タカンタカンドガドガドガ、すごい・・・拍手!

森「アルトサックス中山拓海です。ピアノ魚返明未。ベース水谷浩章。アタマがぼうっとしていて、何を話したら良いのか分かりません。最初の曲の題名を、何度も叩きながら思い出そうとしたんですがまだタイトルが思い出せません。Gratitude、じゃないですよね」みんなクスクス笑っているけど私もひとのことはいえないので・・・。森「インテルサットじゃないし」どうしてそういう単語が出てくるんですか。中「バース・・・」はっと気がついたように 森「バース・オブ・ライフ」拍手が湧く。森「バース・オブ・ライフ、井上淑彦の曲です。そうですよね」中「はい」森「井上淑彦さんとは中山さんは知り合いでしたか」中「僕はお会いすることができませんでした」森「あら〜」中「僕は大学生の頃に亡くなってしまったので、生で聴くことが残念ながらできませんでした」森「ほお、それは残念でしたね。でも魚返さんがいるから」どう反応したらいいんだ?中「そうですね、とはいえませんね」森「無茶振りしますから。魚返さんはどうだったんですか?何を聞いているか分かりませんね」魚「ええ、あの、ちょっと流行に乗ってお休みを頂いていました」森「ああそうなの。渋い声ですね」魚「あ、そうですかありがとうございます、やっと声が出るようになりました」森「私も低い声で喋りたいと思うんですけど、いつも『(1オクターブくらい上げて)ありがとうございましたぁ〜』って情けない高い声になっちゃう。水谷さんは自分のグループを持ってらっしゃるから、お話しはされるんでしょ?」水「あまり上手じゃないんです」森「聴いた事ないよね」水「まあ実はしゃべることはしゃべるんです」森「どういうことをしゃべろうと思うんですか」水「森山さんみたいにいろいろしゃべれないので曲のこととか」森「あ、いいですねぇ。それが僕はないんです」客席から笑いが沸く。森「曲のことをしゃべろうと思ったってだいたいタイトルを忘れるくらいだからね。わかりました。Birth of Life。これがきたということは」と声を張りあげて客席が期待すると森「2曲目はなんですか」ガクっ。中「僕の曲でHigh Resolutionをお送りします」

良い感じの曲だ。柔らかくて情感のある曲。マイナーだけど途中の進行にちょっとホッとさせる明るさもあるテーマ。舞台の真ん中にたつ拓海くんは白いシャツにゴールドの装飾が首回りから胸にかけてついている、舞台映えするね。明未くんのピアノソロに振る。明未くんは時々森山さんの方を振り返りながら高音域も駆使して。森山さんの後ろに立って拓海くんはサックスを少し吹いているのかしら。水谷さんすごいわ。ラブリーの時のトリオ(冨樫、ノブマサ)もすごかったけど、今日もド迫力。森山さん凄い勢いのハイハット、いやぁやられた。ちょっと膝の前にあるモニターの音が大きくて気になるなぁ。明未くんこの苦しそうな表情と出てくる音、何とも形容しづらい。拓海くんソロ。さすが自分の曲だけあって自在な感じのソロ、それをトリオが見事に支えている、隙がない。森山さんが細かいロールのタム回し、うっとりしているうちに終わってしまった、ベースソロに。水谷さんのソロのバックで手を休めている森山さんがコミカルなうごきで踊るようにしている、おかしいの〜!拓海くんと目が合って笑う。テーマに戻る、ちょっともの悲しいけど優しい、暖かみのある曲、進行が面白いな。エンディングも凝ってるなぁ。拍手。

拍手。次の曲は?と訊く森山さんに拓海くんが「Lost Visions」と返すがこれは聞こえてないな、「ローストビーフ?」ばかうけ。森「ああ分かった。魚返さんの曲です、Lost Visions。これは画像ですか、忘れそうな?」魚「写真撮ったり映像にしたり、記念にしたかったけど忘れてしまっておぼろげな記憶しかないという、そういう記憶の」森「じゃあ魚返さんはそういう経験をされたわけですね」魚「すごく楽しいときに冷静になれなかったりして『写真撮ろうか』って一言言えずに解散してしまうとか多いんですけど」森「今夜起きることなんですね、わかりました、そういうことを聞いたからってどう演奏が変わるかっていうと変わりゃしないと思うんですけど。そんなこと言っちゃってイイのかって思いますけど。名前、タイトルを付けるときはこう演奏してほしいっていう思いがあって書いてるんですか」魚「曲に合ってそうなタイトルをあとで考えて付けるんですけどそのあとは」森「オーケストラの交響曲何番みたいに番号を付けるのはないんですか」魚「そういうタイトルもいいかなって思うんですが威厳がありすぎる気がして」森「ほうほう」魚「逆に自然に受け取ってもらいにくいかなと思いまして」森「思いに応えられるか分かりませんがLost Visions叩かせて頂きます」魚「お願いします」


 
[7067]   管理人      2023/01/04(水) 09:39
 Re:新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
[引用]
 


ピアノのイントロから、キーンと高音を水谷さんが弓で。森山さんは腕を組んでピアノの方を見つめている。腕組みしてじっと聞いている。この曲前にも聞いたことがある、モチーフはそんなに難しい感じはしないけど、優しい音色の優しいテーマ。ベースソロから。森山さん寝ちゃわないでね。水谷さんのソロに明未くんが小さくつける。だんだん音が大きくなっていく。力強い演奏となった。水谷さんがテーマのモチーフを入れてソロを終える。ベースソロの終わりに拍手をしたいけど、あまりの静寂にはばかられ音の出ない拍手をする。拓海くんが振り返ってソロに入る、まだ3人の演奏が続く。そういえばTRIDENTの曲なんだよね。まさかこのままトリオで終わっちゃわないよね、ここでブラシで暴れ出したらすごくダイナミズムのある演奏になるんだろうなぁ。拓海くん情感たっぷり。吹きながら森山さんを振り返るとやっとブラシを持つ。アルトソロが盛り上がってきたところでブラシでアルトの旋律が入ったまま明未くんのソロに、叩きだしたがまた止まってしまった。ピアノのバックで小さくテーマを吹く。森山さんいきなり今までの静謐をぶち壊す暴挙に出る。4人でだんだんクレッシェンド、いつの間にかスティックに持ち替えている森山さん、循環奏法を吹きながらテーマの終わりをサックスで振り返って合図、endingへ、ズーっと弓が響く。拍手。

森「Lost visions。叩いていたらこの前起きたことを思い出してしまったんです。今岐阜に住んでいるんですけど、家に帰って玄関に長さこれくらいなんですけど」と指を少し広げる。森「木の枝みたいなのがものがあって、良く見たらカマキリだったんです。これから夜になるのに寒いだろうなって思って捕まえて部屋の中に入れてやったんです。板の間だと居心地が悪そうだったんで、ゆっくりしてもらおうと思って部屋の中の盆栽のところに置いてやったら、何もお礼は要らないんですけど、縦になって安心してつかまってるんです、じっと見てると『食べる物がないだろうな』って綿棒の先に蜂蜜をつけてやったんだけどいらないって。喉も渇くんじゃないかって水を綿棒に浸してやるんですけどそれもいらないって。4日目になったら木のところに後ろ足でつかまって、両手を合わせて」と手首を折り曲げて両腕を合わせるポーズをしながら「こうやって死んでたんです。それを思い出してしまいました。良く分かったでしょ魚返さん」と魚返さんを見て。どう反応したらいいか困るだろうなぁ。魚「そうなってもいいかなと思いました。生命の、生き死にみたいなものも裏テーマにあるんで」森「あなた本当に真面目に答えてくれるね」爆笑。魚「一週間ぶりに人としゃべってるんで」森「いやうれしいです。お会いできて良かったです。・・・・じゃあもう帰りましょうか」まるで落語。森「・・・なんかやりますか?」

あれ?何が始まるんだろう、ざああっ。ハチ?一瞬森山さんの手が止まり、ちゃんと始まるか心配したけど止まらなくて良かった。拓海くんさすが慣れてきてるね。フリーの、森山さんすごい、拓海くんを煽るあおる。いやすごいフリーだ。明未くんも、全員ありとあらゆるテクニックを手繰り出して演奏しているこのフリー。おおすごい、どんどんヒートアップして行く、「たたきのめしてやる!」的な。「ケーコタン!!」明未くん半分立ち上がりどんどん椅子が後ろにずれていく。ベースもガンガン行く、森山さんすごーい!オーと叫びながら前のめりになって。明未くん苦しそうな顔でバッキングをしながら立ちあがる。ケーコタン!スティックが折れて飛んだ!ひゃぁすごい!! ぱっと持ち替える。すごーっ!って思うとき必ず拓海くんと目が合うよね、笑える。ピアノソロ、強烈なバトル、森山さんの叩きっぷりったら!いやぁ、これ録画したかったわ、うわあ、タカタタカタ、ケーコタン!ドラムソロ、最初はプレスで音量を少し抑えていたけど強烈なパラディドルのスネアの叩きまくり、すっと止まってトトン!とテーマをさそう、タカタカッ タカタカッ、キュイ!強烈な曲だがしかしうまくまとまって終わった。

森「中山拓海です。魚返明未。水谷浩章。・・・ありがとうございます。また声が女々しい声になって。(ちょっと渋い声で)森山威男でございます。ありがとうございました。これで終わっていいんだね?」拓海くんが「はい」森「最近常にぼうっとしていることが多くなって、ぼうっとしていることに慣れてしまいました。ええ、こういったところに出てくると少しは戻るんじゃないかと思うんですが。三日連続っていうのが自信がなくて。また今回も考えてしまったんですよ、やる前に断れば良かったかなって。でもこういう仕事ってやる前に『もう止めます』って言っちゃって良いものかどうか。あとから自分が悲しくなる気がして。やっぱりある日突然終わってしまうというのが一番良い気がして」なんか客席しんみり。「でもしばらく休憩したら戻って参ります」笑い、拍手。


 
[7068]   管理人 [URL]      2023/01/04(水) 15:58
 Re:新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
[引用]
 


19:22、森「本当は私は今日は昨日と同じようにゲストなんですって。今まで親玉、カシラだと思ってやってたらそうじゃなかったんですって。向こうで怒られちゃって。そういうわけで2ステージ目は誰か、中山さんやってくれる?」中「はい」森「OK、どうぞ!」拍手。

チューニング。森山さんのドラムソロから。パカンパカンパカンパカンパカン!まあぁ、めっちゃくちゃ遅いデュワデュワ、で IT don’t mean a thing.まぁこれはこれでいいけど。今まで森山バンドで聴いた中で一番遅いバージョンかも。Softlyのフレーズがソロに入ったよね。カンカン感と忙しく打ち付けるスティックに明未くんが反応する。ピアノソロ、いいフレーズだ。一瞬ドラムが落として拍が裏拍になった様な気がしたが気のせいだな。オーソドックスに、とはいえないソロを終えベースソロへ。師板をバンバン打ち付け、脚で床を打ち付けながら弾き続ける。すばらしいベースソロ。デュワデュワで、あれ?テーマに戻るんじゃなくてアルトソロ?16小節吹いて森山さん、次は8Barsか。アルトとドラム、ピアノに振ってそこからドラムで。一瞬拍が分からなくなる。おちゃらけドラムから揺り戻し4Barsに。パカンパカンパカン!でテーマに戻す。

森「It don't mean a thing、スウィングしなきゃ意味がないでした。・・・TRIDENTって何ですか」笑い。中「はい、TRIDENTというのはこのユニットを結成したときに、なんか共通点があるなっていうのが気がつきまして。僕が海で海、水谷さんに水、魚返さんが魚、ってみんな水に関する感じがついているということに気づきまして。なんかそれにちなんだ名前を付けたいなと思っていうるうちにそのトライデントという名前が出てきまして。ポセイドンっていう水の神様が持っている、三叉に別れた鉾がTRIDENTっていう、三人だし水に関することだしこれは完璧ではないかと。それでTRIDENTというユニット名にしました」森「なるほどね。それでそこにドラムが入る意味っていうのはあるんですか」場内あはは。中「い、意味ですか?」水谷さんがうひ〜とのけぞる。またそういう意地悪いことを言って。中「いや困っちゃうんですけど。でも本当に偶然魚返さんと僕が一昨年、森山さんの地元のホールのalaに呼んでいただいて、水谷さんはもうずっと森山さんのレギュラーで演奏されていて、ということに気づいてしまいまして。TRIDENTで森山さんを入れてやりたいね、とこっそり話していまして。一度最初呼ばせていただいて、と言う感じでした」森「呼んだ価値ありました?」中「もちろんです!」拍手。森「じゃあ、なんかやります?」中「やりましょうか」森「なんですか・・・あ、中山さんの作った曲だ」魚「違います」中「違います」森「(でっかい声で)あ、板橋さんの作った曲だ!」

スティックで魚返さんを指す、明未くんの情感のこもった渡良瀬のイントロ、森山さんがワルツのテンポを出す。テーマソプラノ、一音吹き損なったなと意地悪なことを書く私。身体をかがめて水谷さんの方を見ながらソロを振る拓海くん。すばらしいテクニックだね、力強いし。ガーン!と足元のスピーカーに衝撃が来る。拓海くんのソロと水谷さんのシンクロしてすばらしいうねりになってる。拓海くんの反復するフレーズに明未くんがつける。おお、勢いのある川だ。ソロを明未くんに振る。しかし、足元のモニターの音が大きすぎて耳がやられそう、Apple Watchからはガンガン警告がきて100dbを超えてるというし・・・特にベースの音がすごくて。明未くんの渾身のソロ、完全に立ちあがってる。とてもいいソロなんだけど、ちょっとここに座っているのが苦しいくらいの音圧。逃げるわけにも行かないし、この調節は誰にお願いしたらいいのだろう。サンライズもこれだったら困るなぁ・・・残念ながら集中できない、後で配信でゆっくり聞こう。ドカパンパン、ドカパンパン、バーン!



 
[7069]   管理人 [URL]      2023/01/04(水) 15:59
 Re:新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS 2日目
[引用]
 


森「ありがとうございます。次の曲はずっと・・・という曲で、作ったのはテナーサックスの井上淑彦さんです」うおおおお。「もうしばらく前にお亡くなりになりました。若くして亡くなりました、40台でしたよね」ぶんぶんと私やクリコちゃんが首を左右に振る。森「違うかな、人の年がこのところ分からなくなって、自分の年も忘れちゃいました。確か今月28くらいにはなるって」50年もサバ読んでどうするんですか。井上淑彦とも長く一緒に演奏しました。どういうわけかピアニストは板橋文夫とか固定してたたんですけど、テナーサックス奏者は次々変わって。最初は確か高橋知己で、小田切・・・下の名前忘れちゃった、知ってる?誰か」後ろから「一巳!小田切一巳さん」と声が飛ぶ。森「その次が国安良夫、それで井上淑彦。だから最初の高橋は難を逃れたんですが、そのあと相次いで亡くなられましたよね。そのあと今は川嶋がやってるんですが、何とか無事に演奏しております。いやぁ、なんか元気出てきたけど曲は元気ないんだよね。あの、ずっと・・・やっていたかったんでしょうね。亡くなる少し前に書いた曲でした。それが可児市の文化創造センターに持って来てくれたんですね。珍しくドラムソロなんか一切ない曲だったんですけど。私感動しました。いい曲書いたなぁと思って。ずっと・・・です、お願いします」

ピアノ優しい。水谷さんの弓がメロディーを奏でる。拓海くん、淑ちゃんに会ったことなかったってことだけど一緒にやったらかわいがってただろうなぁ。森山さん舞台から降りて床に座ってるけど・・・後で聞いたら、淑ちゃんのことを思って泣けてしまったらしいです。アルトでテーマに入る。しかし淑ちゃんの曲についてはうるさい連中が揃ってるからなぁ。アルトソロ。そしてピアノソロ。なんか音が違うって突っ込みたくなるけど、これもしかするとアルトでは出ない音域なのかも。森山さん戻って来た、ロールが入る、いつまで延ばすの、くらいの渾身のロール、いやこの曲でこれしか叩いてませんね。

何もいわずパカン!いいねぇこのノリノリ。森山さんウォーと叫ぶ、楽しそうな森山さん。やっぱりサンライズはいいなぁ。おおお、盛り上がるねぇ左手のショット、スネア。アルトソロ、う〜ん何ともいえないこのバンドのサウンド。すばらしい。水谷さん笑顔なのか苦笑なのか。リズムパターンで攻めてくる森山さん、一瞬顔をしかめて弾きまくる水谷さん。明未くんのソロ、単なる弾きまくりじゃなくてバラエティに富んだ弾き方、もう泣き顔にしか見えないけど。少し森山さんトーンダウンしたと思ったらすうっとフェードアウトしてベースとピアノのデュオに。アタマからスティックを打ち付けてリズムパターンを出す。やれやれ〜、とエアドラムでウケを取るとサビから叩きだす。必死の顔でどうやったら対抗できるかと渾身のピアノ。終わってドラムソロ、ドヤ顔の明未くん。来るよ来るよ、パカン!ぱっとパターンを出すと拓海くんがウキョ〜と吹きながら真ん中に戻ってくる。テーマのメロディーなのにサビパターンに突っ込みそうになり森山さんペロッと舌を出す。タカタドン、タカタドン、タカタドン、パーン!

拍手拍手。森「ありがとうございました、中山拓海!魚返明未!水谷浩章!ゲスト森山威男でした」中「森山威男〜!」と拓海くんと水谷さんが森山さんを指す。森「ありがとうございました。去年は悲しいできごとばかりでした。白い小さな犬が死んでしまって、15年も生きたからいいんですけど、そのあとムカデを一匹退治しちゃいまして(そのムカデの奥さんに『うちの主人知りません?』って夢の中で責められたそうで)、カマキリも死んじゃいました。今年は死なない年にしようと思っています。皆さんもお元気で。ありがとうございました」

アンコールの拍手が続く、配信はここで終了、かと思ったら再開する。う〜ん、森山さんを退場入場で歩かせないでほしいんだけどなぁ。

明未くんの弾くテーマから始まるグッドバイ、う〜ん、うっとりして手が止まる。いつものことだけど。サビからアルトでテーマに入る拓海くん。力強いピアノを弾く明未くん。何かゴツゴツ音がすると思ったら明未くんのつま先だった。音数多めのピアノソロから、後半アルトのテーマ、沁みるわぁ・・・・。森山さんの暴れるバッキング、そしてendingへ。本当にドラマが終わるみたいだ。叩き終わってドラムに倒れ込む森山さん。
「ありがとうございました!」しかし毎年の恒例とはいえ、良いもの見せて聴かせてもらってる。明日は大所帯だね、これも楽しみ!






[7063]   管理人      2023/01/03(火) 16:20
 20230102ピットイン初日二部
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二部開始前にジャンケン大会。最初はスティックをかけて、何度かやり直しになったがAustraliaから来たという男性に当たり。次は先回のFUJI ROCKの時に沖野さんが「森山さん一言」と振ったのに答えて「ジャズとロックは野外に限る」と一言。それをトートバッグに藤森マネージャーがプリントしたのをかけて。小泉さん「ほしい!」と参加するもあいこで敗退。あたった人はまたも外国の方、さっきの当選者のお父さん!こんなことあるんだねぇ。家族では初来日、京都ジャズセクステットのライブがないか探して来たらたまたまやっててその上親子でジャンケンに勝ってしまうという・・・すごいラッキーなファミリーだこと。

沖「僕たち何度もやってますが、曲を変えたり、いろいろチャレンジしてますので。この曲は森山さんとは初演となります。それでは聞いてください、曲は「遠く・・・」」
またまた井上淑ちゃんの曲、Okadatoと目を見交わす。う〜ん、感動してるのを隣に共感してくれるひとが座ってるのはいいことだ。低音のベースとピアノから。テーマはトランペットとソプラノサックス。いいなぁ、私も吹いてみたいこの曲。って、テーマしか吹けないぞ、って情けないことなんだけど。ピアノソロから。そういえば淑ちゃんのこの曲最初はピアノレスのバンドだったよね。ノブ君やってたっけ。流れるようなソロ。(今配信見ながら書いてるけど、客席からは見えない鍵盤と手元が見えていいわ〜)森山さんブラシで。小泉さんベースソロのような弾きっぷり。トリオの演奏が白熱している。あれ、ちょっと入り口がずれたような?バックのアンサンブルが合ってない気がする。ベースがハウリングして慌てて止める小泉さん。ピアノとドラムで一瞬デュオとなるが、ここでタララ、ラーラとフレーズに入ってほしいところなんだけどね、これで曲が終わるかな?あ、良かった揃ってテーマに入ってくれた、ちょっとハラハラしたわ。ブラシからマレットに持ち替える。テーマ、すっと終わる。

沖「ありがとうございました、曲は遠く・・・でした。この曲は初めてだったんですけど我々にとっても新鮮でした」森「長いことピアノの板橋文夫とやってたんですけど、彼がソロピアノで日本中を回るんだって言って、ピアニストがいないグループを作ろうっていって。テナーサックス2本とベースの変則カルテット。でピアニストがいないからできる曲をやろうっていってこの曲を作ってもらったんです。だからピアニストは今日やりにくかったと思うよ」沖「今日は敢えてピアニストありで。遠く・・・をやらせてもらいました。勉強になりました、ありがとうございました。曲は遠く・・・でした。そして再びアルバムサクセションの中から、森山さんの名曲で、これはですね、お茶の水の中古レコード屋で買ったアルバムに収録されてたんですけど。DJプレイで使ってた曲なんですけど。森山さんとの共演ができるという事でレパートリーに加えさせていただいた曲です。聞いてください、京都ジャズセクステットfeaturing 森山威男で、No More Apple」わ!うれしいけど、う〜ん、作曲者の名前が全然出てこないんだよねぇ、「井上淑彦」の名前出してほしいなぁ。

ベースのカデンツァソロから。森山さんがシンバルを叩き始めて曲に入る。そうそう、グズラさんの低音が耳によみがえる。なつかしい、なつかしい。トランペットとサックスでも違和感ないね。類家さんが跳びはねるようにしながらソロに入る。思わず身体が左右に揺れる。マイナー一発かな、類家さん顔を赤くして吹きまくる。だんだんヒートアップしてきたぞ、森山さんがタムのロールを回す。栗原さんも楽しそうに体を左右に小刻みに揺らしている。類家さんソロ圧巻。沖野さん舞台の奥の方に立ち森山さんの方を見つめる。三連符のフレーズにピアノの平戸さんがつける。音の表現力にバラエティがあって飽きさせないけど、ソロがちょっと長めかなぁ?森山さんの表情がそんな雰囲気。栗原さん身体を左右に上下に前後に動かしながら、足もステップを踏むかのように吹きまくる。森山さんのドラミングは安定している。ピアノソロへ行くのね。トップシンバルの真ん中を高音でカンカンと叩く。舞台の上で沖野さんが類家さんに何か耳打ち。類家さんは譜面をめくるが、何話してるんだろう?曲順の相談かなぁ?そろそろテーマに戻る算段をして貰えませんかねぇ・・・森山さんがトーンダウンする。栗原さんと類家さんが示し合わせて、パッパ、がちょっと合わない?タカタドン、タカタドン、タカタドン、バーン!


 
[7064]   管理人      2023/01/03(火) 16:21
 Re:20230102ピットイン初日二部の2
[引用]
 


「ありがとうございます、曲は『No more apple』でした。森山さんとライブと録音でご一緒させていただくようになってから、凄い僕にとってありがたいことなんですけど。全編カヴァーって考え方もあったんですが、一曲だけ僕のオリジナル曲を加えさせていただきました。せっかく森山さんの名曲の数々に(森山さんの名演ではあるけど森山さんの名曲ではないぞ〜)僕のオリジナルを並列させるというプレッシャーに僕全然曲が書けなくてですね、リハーサルスタジオで録音したんですが、その時には間に合わなかったんです。イベントは森山さんの名曲プラス見上げてご覧夜の星を、録音したんですが、そのあとですね、実は見上げてご覧夜の星をも当初予定にはなくて。会場で『そういえばアンコール曲ないよね』って話になって、トランペットの類家心平が『これどうですか』って譜面を僕らに提供してくれたんです。で、これなら森山さんもできるっていうことで演奏したんですが、そのイベントで好評でしたので追加レコーディングをやることにしたんですが、この曲と僕の書いたオリジナルの『ファーザー・フォレスト』を収録しました。この『ファーザー・フォレスト』なんですが、森山さんとコラボレーションをイメージしたんですが、実は僕は二十歳の時に父親を亡くしたんですが、父がよく山歩きというか森の中にね、連れていってくれて。週末になると道なき道を山の中に入って父の背中を追った記憶があるんですが、その体験が今我々の置かれている状況にすごくシンクロしてまして。森山さんが切り開いてきたジャズの道を我々若い、若いってもそう若くないんですが下の世代が追いかけてジャズの道を歩んでいく、みたいなモチーフがあったんです。で、あるとき茨城のフェスティバルに行く道すがら、僕車を運転していたんですが、森の中どこまでも続く一本道の高速道路がありまして、その時突然ひらめいたんですよメロディーが。運転中は携帯を持てないんで、横にいた妻に『録音して!』って、運転中に書いた曲がこの『Father Forest』なんです。僕は楽器弾けないもので、作曲は全て鼻歌をiPhoneに録音してるんですけど、その時もメロディーをベースの小泉克人に送りました。僕のへったくそな鼻歌を小泉がアレンジしてくれました。ホーンセクションのメロディーを僕が書いたんですが、イントロのホーンを新たにアレンジで加えてくれて、完成したのがこの『Father Forest』です。森山威男さんに捧げました。森山さんがジャズで切り開いてきた道を、我々も一緒に森山さんの背中を見つめながらこれからも歩んでいきたいと思います。そんな森山さんと我々が一緒に録音した曲、聴いてください、『Father forest』」

ピアノから始まる。アフロっぽいリズム。なんか、えんや〜とっと、えんや〜とっと、って聞こえてきそう。小泉さんがうんうんと頷きながらサポートする。渡良瀬でもないし・・・何かをピアノに後ろに立って耳打ちする沖野さん。帽子組は三人。
いろいろ情景やお召し物を書こうと思ったけど、二部は配信見てもらえばいいかぁ、レポート必要ないかぁ・・・何て思ったりする。類家さんソロ。お、いかんいかんソロ不要かもと思ったらメモを取る手が止まってしまった。書くこといっぱいあるぞ〜!うおお、迫力のソロだ。類家さんすごい!ピアノ平戸さんのソロ。沖野さんが何か栗原さんへ。森山さん手を止めベースとピアノのデュオになる。沖野さんは後ろで立って頷きながら二人の間に立って演奏をじっと見守っている。森山さんは小さくシンバルを鳴らしている。4beatのリズムに戻す。栗原さんは森山さんの方をじっと見ている。森山さんは小泉さんと平戸さんの方をじっと見ながら叩いていたけどまたフェードアウトし、ベースとピアノのデュオとなる。リズムパターンを出すベースに、アフロリズムに戻す森山さん。類家さんがちょっと渋い顔で戻ってくる、テーマのサビに戻ったのかな。沖野さんが手を挙げて指揮。つま先でテンポを刻む栗原さん。小泉さん楽しそうな顔。わ、終わるかと思ったらドラム叩きまくり、あ、そうかエンディングは仕掛けが確かあった曲だ、凄いドラムソロ、わー、森山さんの渾身の叩きまくり!叫びながらのエンディングへ、これはみんな配信で是非見てもらわないと!

沖「ありがとうございました、ピアノ平戸祐介。ベースは小泉p克人。トランペット類家心平。サックス栗原健。MCとSEは沖野修也。そしてオンドラムス、森山威男!」やっとの事で立ちあがる森山さん。「京都ジャズセクステットfeaturing 森山威男でした。皆さんどうもありがとうございました」拍手拍手。みんな退場していく。う〜ん、アンコールであまり立ちあがったり移動させないでほしいんだけどなぁ・・・


 
[7065]   管理人      2023/01/03(火) 16:21
 20230102ピットイン初日二部の3
[引用]
 



いったん掃けて、また戻ってくる。森山さん大丈夫かな。「あの〜、京都ジャズセクステットの選曲は僕がしていると先ほどお伝えしましたが、今からですね、このセレクトとこの順番はけっこう森山さんに鞭打ってるという選曲じゃないのって思われるかもしれません、森山さんホントにすみません」やっと森山さんが戻ってくる。「若輩者が森山さんに鞭打つようなことになっておりますが。後一曲だけお付き合いください」気丈な振りして2(曲できるぞ)、なんて指を出す、もしかしてVサインか。沖「え、後二曲?」イエ〜、と会場から拍手が。沖「マジですか、いやいや無茶振りですから。後一曲です、皆さんお待ちかねの、板橋文夫さん作曲の渡良瀬なんですけど。ありがとうございます。ここはもっと拍手を頂いて良いんですけど。この曲は僕大好きで、もちろんDJでもかけてきましたしうちでも聴いてましたし、しかも僕だけじゃないんです。海外のDJが渡良瀬を評価してくれてまして、日本人としてうれしく思うんですが。板橋文夫さんのバージョンもいいんですが、僕としては森山さんの『スマイル』というアルバムのバージョンを長く聴いてきたりかけてきたりしたんですが」え、板橋さんのバージョンってどんなんだろう、もしかしてソロアルバム?「まさか森山さんと演奏して録音する機会が訪れるとは夢にも思っていませんでした。しかも2023年の僕にとってもメンバーにとっても初仕事、ええこのジャズの聖地新宿ピットインで皆様と一緒にこの時間を共有できて本当にありがたく思っています、今日は本当にどうもありがとうございました」と頭を下げる沖野さん。沖「我々京都ジャズセクステットも頑張っていますが、森山さんは明日も明後日もですよね」いえ、その上一日休んでまだあと二日間ライブにお出になるんですよ・・・なんてことだ。沖「ね、森山さん」森山さんぶんぶんと首を振る。沖「え、やらない?明日も明後日もやらない?」森「やらない!」沖「やらないっておっしゃってますけど、いえいえそうおっしゃらずに。(お客の皆さん)是非とも可能であれば今日も明日も明後日も三日間見て頂いて、全然違うメンバーで森山さんの懐の深さといいますか、タフさ加減を見て頂きたい、2ステージ3日間ですか?」うんうんと頷く森山さん。沖「やめといて下さい森山さん、くれぐれもお体を大切に、長く長く演奏を続けて下さい。皆さん最後に一曲聴いてください、京都ジャズセクステットfeaturing 森山威男、渡良瀬!」

ピアノから黒鍵のグリッサンドで始まる、お、雰囲気出てる。テナーが入り、沖野さんのウィンドチャイムが響く。ワルツのリズム。テナーのテーマ。トランペットがアンサンブルではいる。風の音も。テナーのソロから。テナーでどうしたらこんなふうな、高音で優しい音色が吹けるのかな。練習しろだよね、はい、そう思いました。お正月にピットインスタジオで練習する手もあったけど、さすがにテナー背負ってくるのもねぇ・・・。ほぼレポート書きで潰れるし。あ、演奏はいきなり怒濤になるんですけど。森山さんのドラミングすばらしい、半分寝てるみたいな顔してるのに。栗原さんの黒いしっかりした靴底の靴、類家さんの白スニーカー、小泉さんのキラキラ靴に目が行く。森山さんの靴はうちの夫が選んでいるから知ってるけど。安定した靴底で左右に小刻みに体重を移しながらソロを吹きまくる栗原さん。類家さんのソロに栗原さんも楽しそうな表情をしながら体を左右に揺らす。ピアノソロ、ペンタトニックスケール、森山さんがいきなり不規則発言じゃなくてドラムソロのようになる、そしてワルツに戻す、そろそろアタマに戻って欲しいなぁ。森山さん歌っている。ドラムソロにしないでね、ああよかった栗原さんがテーマを吹き始めてくれて。二回目のテーマに突入。エンディングは栗原さんが森山さんを見ながらタイミングを合わせる、エンディングへ、渾身の叩きまくりで曲を終える。いや〜こき使ってくれますねえ・・・沖「ありがとうございました、京都ジャズセクステットfeaturing 森山威男!ピアノは平戸祐介。ベース小泉P克人。トランペット類家心平。サックス栗原健。MCとサウンドエフェクト沖野修也。そしてオンドラムス、森山威男!」立って頭を下げる森山さん。沖「皆さん2023年もよろしくお願いします。次回京都ジャズセクステットfeaturing 森山威男ビルボードライブ横浜で2月3日ライブやります(2月]1日は大阪ですね)、是非いらしてくださいね。そして明日も明後日も森山さんの新春3days、皆さん是非見逃さないで遊びにいらしてください。みなさんどうもありがとうございました!」






[7060]   管理人      2023/01/03(火) 10:44
 2023-1月ピットイン初日その1
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新宿ピットイン NEW YEAR SPECIAL 2023 森山威男3DAYS

2023.01.02 沖野修也(Produce, DJ) 類家心平(Tp)栗原健(Ts)平戸祐介(P)小泉P克人(B)

MCは許可を得て録音からの書き起こしですが、一言一句起こせているわけではないので、多少違うところはあるかも知れませんがご容赦ください。

ピットイン近くのホテルに荷物を置き、書き上げた年末ラブリーのレポートをアップ。新幹線の中で上げようと思ったのだが、通信環境が悪くてやたら手間取って。宿題を終えてピットインへと向かう。驚くほどたくさんの人がいて、こんな数の人をここで見るのはどれだけぶりだろう?

18時ぴったりにメンバー登場。
沖「明けましておめでとうございます。今までDJをしておりました沖野修也です。今日はですね、新年早々森山さんの3DAYSにお招きいただきまして、京都ジャズセクステットFeaturing 森山威男のコンサートを行いたいと思います。森山さんのファンの方は森山さんのトークを楽しみにして来られたと思うんですがすみません!今日は森山さんのトークはございません」客席「えええ〜」の声。沖「いや、森山さんから『今日は沖野さん仕切りだから、沖野さんが喋りなさい』を先ほど言われまして。僭越ながら森山さん、私がMCを務めさせていただきます」拍手。沖「あの、本当はトークは別料金なんです、森山さん。僕は普段DJじゃないですか、喋って下さいっていわれるんですけどDJとトークは別料金ですので、後ほどマネージャーの藤森さんに今日のギャラはDJのギャラ+トークのギャラと交渉させていただこうかと」森「もちろん」沖「僕沖野修也新宿のピットインはオーディエンスとして何度か来たことがあるんですが、なんと出演者としては今日がデビューでして」拍手。沖「この錚々たるジャズメンを従えてですね、こともあろうにDJの沖野修也がピットインデビューを本日果たすわけなんですけど、森山さん今日はすごくノリノリで」森山さんがニコニコしながらスティックを持ったまま体を左右に振る。沖「凄く貴重な一日になると思います。我々が森山さんと共演させていただいて1年くらいになるんですけど。ええ、最初は新木場にあったAGEHAという東京で一番大きなクラブで初共演させていただきまして、そのあとBLUE NOTE 東京、FUJI ROCK FESTIVAL、そしてBillboard 東京を経て新宿ピットインというジャズの聖地でこれから演奏します。皆さん最後まで楽しんで下さい。で、先ずは新年早々派手に賑やかにいきたいと思います。京都ジャズセクステットとしては今回初めて、森山さんとご一緒させていただく曲です、聴いてください、曲はEXCHANGE」

隣のOkadatoとガッツポーズをする。沖野さんは小さな四角い打楽器、マラカスじゃないけどなんていう楽器だろう、を振っている。いいねえ、このリズム、爆音の森山イズムの真骨頂みたいなアフロリズム。森山さん、なんてことなさそうにアフロをガンガン叩いているが。栗原さん左右に身体を振って飛び跳ねるみたいにして吹いているけれど、このコート着ていて暑くないんだろうか。アシンメトリーの帽子を被っていて、特注かな?なんていうスタイルなんだろう。あ、インターバルっていうか間奏に入らなかったっけ?類家さん左頬を膨らませてソロを吹く。森山さん調子よさそうだ。類家さんのソロバックで叩きまくる森山さん、毎年思うけど3日間の初日にこんな叩きまくりで心配になっちゃうよ、それも初めの曲。小泉さん弾きまくり。類家さんのバックで平戸さんも鍵盤をフリーに叩きまくっている。類家さんの方を「そろそろ・・・・」って顔で見ている森山さん、アフロズムに戻る、タララ〜とメロディーが入るが、リフを入れたかったのでは?そういう進行の取り決めはなかったのかしら。小泉さんのラメの靴に目が釘付け!スニーカーみたいだけど、全面スパンコールで覆われている。いいなぁあれ、あとでお話しするチャンスがどこで買えるのか聞いてみよう(と思って忘れた)。ピアノのソロのバックで暴れる森山さん、いやそこまで叩かなくても。バスドラとトップシンバルを叩く勢いがシンクロして強烈に襲いかかってくる。アフロリズムに戻りタララ〜!う〜ん、ドラムソロに?そして一瞬サックスの雄叫びでフレーズが切れると、森山さん手を止めて「ドラムソロするの?」って演技の顔をするがソロに。いやがってたみたいなのによくここまで叩くね。バシンバシンドカンバシンタカタドン!でソロを終え、アフロリズムに戻す。最後は振り上げたサックスに合わせてバシンと叩き終える。


 
[7061]   管理人      2023/01/03(火) 10:45
 Re:2023-1月ピットイン初日その1-2
[引用]
 


沖「京都ジャズセクステットFeaturing森山威男。まずはExchangeでした」拍手拍手。「一曲目からこれで我々最後までもつんでしょうか。まずはメンバー紹介します。ピアノ平戸祐介。オンベース、小泉P克人。トランペット類家心平。そしてサックスは栗原健。オンドラムス、森山威男。森山さんせっかくなんでで一言お願いします、新年のご挨拶など」森「とうとうこの日が来てしまいました、来なきゃいいのに、来なきゃいいのにとおもってたのに来てしまいました。ええ、やっぱりね、楽しみにはしてるんですよ、毎年ピットインで年明けにできるっていうのは。これはね、やっぱり人気バンドだからできることであって、人気がなくなりゃもう(オファーが)来ないだろうと。まだやってくれって言われるってことは人気があるっていうことだなって」
大拍手。森「それでも年相応に、今月78になりますから、目もだんだん見えなくなって、耳もこっち側はあんまり聞こえないし、この頃めまいがして、昔はまっすぐ歩いてたのかな、って不思議なくらいな感じなんですよ。お酒も飲めなくなったし。呑めなくなったというより呑みたくないんですね。顔が赤くなるのがイヤになっちゃって。青くなるなら呑むんですけど。赤くなるのがイヤだなって。今日も京都SIXは」SIX、と笑いが出るが、森山さんが「京都SIX?」と沖野さんに聞くと「はい!京都SIXでございます」と返答。「何が楽しいかっていうとこの衣装なんですよね。こういうことをやっているグループって今ないんじゃないですか?こんな黒で統一してね」沖「そうですか、黒い服しか持っていないんで」森「そう?私黒い服持っていないんで昔のを出して着てきたんですけど」沖「大丈夫です、お似合いです」森「そうですか、ありがとうございます。あの、やる気だけはあるんです。だけど多々、難がありますが、そこのところはまあ、『こうやりたいんだろうだな』って想像して聴いてやってください。やる方が想像してやってますから、やる立場に立っていただいて。・・・のは沖野さんだけですね」(・・・は場内の『まだまだがんばって〜』のかけ声に消されて聞き取れず)沖「ええ、それはどういう前振りですか、もう一度紹介しますオンドラムス森山威男」小泉さんが弦をグイ〜ンと鳴らす。沖「森山さんこの新春のライブは何年やられてるんですか、ピットインで」森「僕が二十歳のころからだから、20年くらいかなぁ」沖「計算がちょっと合わないんですけど、二十歳で二十年、今年70」森「だいたいですけど」沖「ざっくりで20年ですか」森「はい」沖「そんな森山さんの新春ライブに我々が、それもトップバッターとして抜擢されたわけなんですけど、大丈夫ですかね。あの、それでは次の曲に行きたいと思います。実はですね、僕は東京クロスオーバージャズフェスティバルっていうイベントをやっておりまして、2020年7年ぶりに復活したんですが、海外アーティストが日本に招聘できないということでヘッドライナーを誰にするかすごく迷ったんです。新木場のそのAgehaという都内で一番大きいクラブで、かつて僕は板橋文夫さんとイベントをやったことがありまして。日野皓正さんは僕の友達のバンドでフィーチュアしたり。ジャズのレジェンドで、その海外アーティストに頼らない場合、ヘッドライナーはこの人以外考えられないっていうのが森山さんだったんですけど。トランペットの類家くんが森山さんと共演してたんで、類家くんからマネージャーを紹介していただいて森山さんにたどり着いたわけなんですけど。なんとですね、そのリハーサルを全部録音しましてサクセションというアルバムを出しました。一曲書き下ろしプラス、それ以外の曲は森山さんが今までリリースされてきたアルバムの中から特にクラブのDJに人気が高い曲を抜粋して、森山さんご本人を交えて京都ジャズセクステットとしてカヴァーしたんですが。そのセッションの中から聴いていただきます、曲は「KAZE」」

わ〜い、また淑ちゃんの曲だ〜!シンセサイザーで風の音を出す沖野さん。類家さんと栗原さんも風っぽい音を出す。ワルツのテーマ。なつかしいなこの曲。スタタスタタと細かく鳴るスネアの音が好き、二拍三連で鳴らすシンバルが好きだわ。ピアノソロから?誰もソロしてないみたいだけど、類家さんがチラッとピアノを振り返る。ピアノソロにシンセの風が絡む。手拍子を取りながら類家さんがピアノを覗き込む。ソロはサビのない進行なので起伏を付けるのが難しいかな。お、フリーの弾きまくりになる。すっと音量が下がりフリーっぽくベースとピアノ、風の音がからみ、ドラムもノンテンポな感じ。栗原さんはちょっと腰を曲げたり伸ばしたり軽いスクワット状態だで吹き続ける栗原さん。私はビッグバンドで座りっぱなしだから、立ってこんな風に吹ける(内容もだけど、そこは突っ込まないで)自信はないなあ、体力使いそう。ビヨ〜という音にウインドシンセが絡む。でも淑ちゃんの曲が人気だっていうのはうれしいなぁ。テーマを吹くが、このキーであってるのか?類家くんがテーマを入れる、あ、栗原さんのはハモリの音程か。キウキウ、キョキョキョ、ベースがビヨ〜ン、シンセがヒュ〜!ここからフェードアウトだね、



 
[7062]   管理人      2023/01/03(火) 10:45
 2023-1月ピットイン初日その1-3
[引用]
 


沖「曲は『KAZE』でした。ありがとうございます。あの、よく僕『DJなのに何してるんですか』って訊かれるんですけど、このシンセサイザーを担当しています」と目の前のボックスを指す。「KORGからお金はもらってません、効果音担当です。そして今日の曲を選んでいます。僭越ながら僕の選曲で森山さんと共演させてもらっています。次の曲は東京で森山さんとやるのは初めてです。先日京都で次の曲を森山さんとやったんですけど、昨年亡くなられたファラオ・サンダースのカヴァーなんです。実は京都で初めて聞いて驚いたんですけど、山下洋輔トリオでファラオ・サンダースにオファーをされたとか。オファーでしたっけ、お手紙でしたっけ」森「僕のおじさんにあたる人が設計士で向こうに住んでて、僕がジャズをするのを知っていて彼もジャズが好きで、『僕はファラオ・サンダースの友達だから森山くん一度一緒にやりに来ないか』っていうので山下洋輔に話したら『おお、行こうよ行こうよ』ってじゃあみんなで手紙を書こうって、もちろん山下さんが書いたんですけど、書いたのか送ったのか良く分かりません」沖「え、っていうことは山下さんが手紙を書いたか出したかどうか分からない」森「知らないです」沖「出してないかもしれない?」森「僕はその情報を言っただけで」沖「なるほど・・・でももしかしたら山下洋輔トリオとファラオ・サンダースの夢の共演があったかも知れないんですね」森「そうですね」沖「残念なことに去年ファラオ・サンダースは亡くなってしまったんですが、なんと今日は息子さんのトモキ・サンダースさんが飛び入りをしてくれる予定だったんですが、残念ながら体調を崩してしまったみたいで。本当なら「トモキ・サンダース!」「おおお〜」ってしたかったんですけど。来年はまたぜひ共演の機会を作って下さい。我々6人でビシッと演奏したいと思います、ファラオ・サンダースの名曲。僕が30年渋谷でやっているThe roomっていうクラブでも、最大のヒット曲として知られています。『You gotta have to freedom』」

ファラオ・サンダースと言えばこの曲だよね。レポートを書くときにもう一度聴いてみようと思っていろいろ検索したけど、昔の私が知ってるのは女声コーラスが入ってるヤツで、出てくるのがちょっと違った。ピアノソロ聴いてて、あ、こんな進行なんだ。森山さんが叩くイメージはなかったけど、こうやってインストで聴いてみるとまたイメージが違うわ。あれ?類家さんのソロじゃないのかな、ピアノソロが続いてる?いい感じ。類家さんニコニコしながら身体を揺すってる。トランペットとテナーのリフが入り、類家さんのソロに移る。みんな黒い服だけどそれぞれに個性があって面白い。森山さんこんな曲も叩けるんだ〜って、失礼かな。でも面白い。サックスを振り下ろすのを合図にしてバシン、その後ひと叩きしてエンディングのマウントを取る森山さん。エルヴィンバンドで最後の一音を誰が出すか競争の短いのみたい。拍手、歓声。
沖「森山威男さんを迎えての、ファラオサンダースYou gott have to freedomを聴いていただきました。森山さん来年是非トモキくんとやって下さい。そして一部最後の曲になりますが、これはアルバムサクセションに収録されている曲です。坂本九さんの『見上げてご覧夜の星を』なんですが、森山さんこの曲はピットインで演奏されたことあります?」森「あります」沖「じゃあご存知の方も。森山さんと坂本九さんはもともとどこのバーでしたっけ」森「いえいえ、私が大学に受かって、東京へ出てきて、ジャズをやりたいなって最初いったのがジャズ喫茶ACB。坂本さんはそこのボーヤをやってたんです。いつも最後に一曲歌わせてもらってた子がとても印象的だったんです。子、っていっても同じ年だったんですけどね。非常に印象的だった子が有名になって後に歌手になった時に、僕はバックでオーケストラをやってたんです。その時は感動して『おおっ』と涙を流しました」沖「そんなエピソードがある曲で一部を終わりたいと思います。京都ジャズセクステットfeatureing 森山威男、見上げてご覧夜の星を」

テナーのテーマに類家さんが絡む。栗原さんのソロ、しみじみしたいところにApple Watchに電話の着信があったり、「音の大きな環境です」と知らせてきたり、毎時50分に座りっぱなしだと「立って動きなさい」という指令が出てきたりでうるさい、通知を切る方法を調べなきゃ。ブラシで暴れ出す森山さん。テーマを吹くテナーの栗原さんのバックで好きなように吹いて絡む類家くん。エンディングまでのカデンツァはテナーで。マレットに持ち替える森山さん、入るかと思ったらカデンツァをしっかり盛り上げてからのエンディングのフェードアウト。感動的でしたぁ・・・

沖「ありがとうございました、見上げてご覧夜の星を。ピアノ平戸祐介、ベースは小泉P克人。トランペット類家心平。サックスは栗原健。そしてオンドラムス、森山威男。ありがとうございました、一部はこんな感じでお送りしました。最初の曲exchangeは森山さんの曲ですけど初めて、You gott have to freedomも東京では初めてやらせてもらいました。二部もみなさんお待ちかねのあの曲もやりますので最後まで楽しんで下さい。KYOTO JAZZ SEXTET featuring 森山威男!ありがとうございました」










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